つけおろしカレー蕎麦の夢を見る
つけおろしカレー蕎麦という言葉を聞いたことはあるでしょうか。極々一部でそういう名前で親しまれているメニューがあるのです。本日はそんな「密かなブーム」を紹介したいと思います。
つけおろしカレー蕎麦とは
熱々のカレー蕎麦を小鉢の大根おろしにからめながら食べる全く新しい食べ方です。今までも大根がカレーの具として入っているものはメーヤウのタイカレーなど有ったが、大根おろしとカレーの組み合わせは今まで存在しませんでした。
それを実現したのがこの「つけおろしカレー蕎麦」なのです。
つけおろしカレー蕎麦の利点
- カレー蕎麦のコクと大根おろしのさっぱりが絶妙の相性!カレーに大根が合うことは前述のメーヤウや昨今のカレー鍋ブームを見てもわかることです。
- 小鉢の大根おろしを経由することでカレー蕎麦うどんにありがちな「カレーはね」を押さえられる!。「カレー蕎麦はネクタイを汚すからちょっと…」という会社員の方にもオススメです。
- おろしを経由することでカレー蕎麦特有の「とろみによる熱々さ」が緩和されじっくり味わえる!このあたりはつけ麺の利点と同様であると言えます。
- 大根おろしの食感が失われない!大根おろしをカレー蕎麦に乗っけて食べてしまうと次第に汁に溶けていき、おろしの香りや食感がぼけていき無くなってしまいます。絡めて食べることで大根おろし独特の繊維質を損なうことなく味わうことができます。
つけおろしカレー蕎麦の発祥
蕎麦好きの会社員がお昼におろし蕎麦を食べようかカレー蕎麦を食べようか迷った挙句「どちらも食べればいいじゃん!」とひらめいたという逸話から生まれたメニュー。 まさに蕎麦業界のニュートンであるといえます。
つけおろしカレー蕎麦の食べられるお店
関内駅前「味奈登庵」へ行きましょう。こちらの店、昼は前会計なので注意です。カウンターで元気良く「つけおろしカレー蕎麦ください!」と言うと店員から「はぁ?」と聞き返されるのですごすごと「カレー蕎麦と大根おろし・・・」と言いなおしましょう。
もうすぐ新しい年度。新しい環境に進むあなたに、まったく新しいお昼ご飯を提供できればこんなに幸せなことはありません。
ということで誰も知らない「つけおろしカレー蕎麦」の紹介でした。数年前から思い出したときに宣伝しているのですが、"つけおろしカレー蕎麦"で検索すると自分の発言しか出てこないところが浸透具合の淋しさをあらわしています。
まったく新しい言葉を広めるのは難しいですね。カレーの偉い人などに「孤独のグルメ」風に紹介してもらえたりしたら少しは有名になるのかも知れませんが。