寿屋_おおそうじ

ことぶきやが家や会社や掃除中に思ったことを書き留めるところ

怒りは自分の中からわいてくる

自分は短気で怒りっぽい。あまり表には出さないけれども、そう自覚してます。
これがなんでかと考えると、怒りの原因を自分の心の中で作っちゃってるからだと思います。

  1. 何かが起きる
  2. 自分の中でその何かに肉付けをしていく
  3. 肉付けされたものに対して怒る


赤ん坊の世話をしてると、そりゃもう思い通りにいかない事だらけなわけです。そっちへ行くなと言えば突っ込んでいき、汚れたお尻を拭こうとすれば絶妙のタイミングで回転する。最近辛いのは抱っこしているとのど仏を全力で摘まんでくるところ。これが物凄く痛くて、一昔前のカンフー映画で指先で首元をクリッとしただけで悪人がダメージを受けるのが何故かを身をもって知ることとなります。
そんな時、自分の中から怒りがわいてくるわけですね。声を荒げるまでは行かなくとも表情が消えて眼が勇者の父親こと「さつじんき」と同じになってしまいます。

こういう気持ちになった後はやはり反省の気持ちになり、「赤ん坊はなにもこちらを困らせようとして行動しているわけではないのだから、怒っても無駄だよな」と思うことばかりです。
むこうはこちらの要望を聞いていないわけだからいくら「やるな」と言っても無駄なのですが、こちらからすると「やるな」と言っていることをやられる、そこにカチンときて怒りが湧いてくるのですね。つまり「言ったのに聞いてくれなかった。裏切られた」という要素を頭の中で肉付けして、その肉付けされた赤ん坊に対して怒りを覚えているということになります。

これは赤ん坊に限りません。たとえば駅ですれ違いざまに人と肩がぶつかった、謝りもせず行ってしまう後ろ姿を見ると怒りがふつふつとわいてきます。この怒りの大半は、その人が如何に無神経で礼儀の無い人間であるかを頭の中で想像したことでどんどん肉付けされていった、悪人として肥大化していった姿に対して向けられているものではないでしょうか。もちろん「ぶつかって謝りもしない人」には怒りはわきますが。

なので、自分は怒りの感情がわき上がってくるときは、余計な妄想を暴走させず、事実を見て気持ちを整理しようと思います。言うことがわからない赤ん坊にもあえて「自分がどうしてほしいか」「なんでやってはいけないか」を口に出して説明し、それでも思ったとおりに行かないときは「まだ0歳児だからしょうがない」と考えるようにしていきたいと思います。

今日も今日とて娘ちゃんはドランクモンキーのごとくのど元をグリグリしてくるわけですが(涙目)

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