本当に美味しいホットケーキの作り方
市販のホットケーキミックス、記載の分量から牛乳を20ccほど減らして溶かしバターとみりんを各大さじ1足すだけでびっくりするほど喫茶店の味になるそう。
ホットケーキミックスでおいしいお菓子★☆ - NAVER まとめ
少し前からTwitterやらNAVERやらで見かけたこの作り方。たしかに程よい甘みと香りでちょっと豪華になります。
確かにこの作り方は素晴らしいと思うのですが、最近自分の中で「一番の作り方」と思った方法を紹介したいと思います。
「本当に美味しいホットケーキの作り方」それはパッケージの解説どおりに作るだと思います。
…えー、申し訳ありません。またはどうせそんなあたりだろうと思われている方も多いかと思います。これで終わりにすると普段以上に何の情報も無い記事になってしまうので、その「解説どおりに作る」とはどういうことかを、実際の作り方を参考に解説したいと思います。
《参考:SHOWA いろいろ洋菓子が作れるホットケーキミックス》
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①ボールに卵と牛乳を入れて泡立て器でよく混ぜ、ホットケーキミックスを加えて、ダマがなくなるまで軽く混ぜます。
まず始めに冷蔵庫から出した冷えた卵と牛乳を混ぜます。卵のカラザを取り、白身がしっかり切れるまで泡立て器で混ぜます。ただし本当に泡立てる必要なありません。そこにホットケーキミックスを何回かに分けて箸などで切りながら混ぜます。このときグルグル混ぜすぎるとミックスのたんぱく質が粘化して焼きづらくなります。それと混ぜすぎはミックスに含まれる発泡剤(ベーキングパウダー)の炭酸成分が抜ける原因となり膨らみを妨げることにつながります。
②フライパンを熱し、1度ぬれぶきんの上にのせ、少し冷まします。
ホットケーキを焼くのに適した温度は170〜80℃と言われています。十分濡らしたふきんに乗せ「ジュー」という音が少なくなるまで冷やしましょう。また、コンロで熱したフライパンは底面中心部の温度が高くなる傾向にあるため、この工程で温度を均等に均す効果もあると言われています。
③生地を高めの位置から流しいれます。
丸く綺麗に焼くためには片口のお玉を使い、20cmの高さからフライパンの中央にゆっくり流し入れましょう。こうすることで丸く広がると共に、中央を端より厚みを持たせることが出来ます。弱火で焼くとどうしてもフライパンの中央に熱が集まりがちになるため、端はあまり厚くならない方が美味しく焼けます。
④弱火で3分間ほど焼き、表面にプツプツと泡が出てきたら裏返して、2〜3分間焼きます。
弱火と言いますがコンロの最弱では弱すぎます。一旦最弱まで下げたつまみを気持ち上げる。火はフライパンのそこに付かない程度を保ちましょう。焼き始めたら火の強さを変えることはありません。表面の泡は中央あたりにも確認できるくらいまで待ちましょう(だいたいそれが3分なわけですが)。
ひっくり返すときは必ずフライ返しで。一度フライパンを揺すってから丁寧に底面に差込みホットケーキを持ち上げます。表面はまだ柔らかいのでひっくり返すとき最初にフライパンに接した部分が折れ曲がってしまいがちです。必ずひっくり返すときはフライパンも傾けて持ち、優しく着地できるようにしてあげましょう。
裏面を焼いているときに上から押さないように。どうしても膨らみが不均等になるのが気になるならフライ返しで平らに抑えてあげましょう。こちらも3分ほど焼いたら出来上がりです。
自分でも書き終えてびっくりするくらいな文章量になってしまいました。パッケージの裏どおりに作ろうとしてもこれだけ気をつけることがあるのですね。普通どおりに作っても美味しく食べられるのがホットケーキミックスです。凝った作り方も好きですが、一度基本に返ってみるのも発見があって美味しいものです。
《参考:我が家で利用しているお玉&フライ返し》
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