マカンコウサッポウの面白さ
面白いですよね、カタカナ表記が。
女子高生を中心に「かめはめ波」「マカンコウサッポウ」が流行中!吹っ飛び画像まとめ - NAVER まとめ
おそらくこのブームは「吹っ飛び画像」という名前だけだったらここまで流行らなかったのではないでしょうか。
写真の面白さももちろんあるのですが、カタカナで書かれたこの文字列の趣深さは見逃せません。
漢字で表記しない
「魔貫光殺砲」
自分くらいの世代の人間ならば空でも書けるこの技名。これをカタカナで書くことでこんな効果があったのではないでしょうか。
- カタカナ表記による柔らかいイメージ
- ドラゴンボールを知らないわけではないけど、そんなこだわりが有るわけではないよ、という一般性
- 普通の書き方とは大きくずらすことでの意外性、インパクト
- 文字で書きながら感じられる発声感(棒読み感)
期せずしてのツッコミ待ち
そしてもう一つ見逃せないのが「全然マカンコウサッポウじゃないところ」ですよね。
ドラゴンボール世代の人からすればそこに突っ込みたくてウズウズしたのではないでしょうか。
キーワード化
「ゲッダン」や「ヒウィッヒヒー」のように事象を一つの言葉にまとめられると一気に拡散します。
聞いた側も「使ってみたくなる言葉」になるのではないでしょうか。
適度なメジャー感
これが「バクリキマハ」や「クンッ」ではこうも流行らなかったのではないでしょうか?
やはりピッコロさんの唯一無二の必殺技は違います。やはり二番目が「目から怪光線」の人は違います。
こういうちょっとしたことで時代の寵児が誕生するのがインターネットの面白いところですね。そして流行らないと言っておきながら「クンッ画像」は見てみたいと思っている自分がここに居ます。