寿屋_おおそうじ

ことぶきやが家や会社や掃除中に思ったことを書き留めるところ

ちょうどよい話

先日、本のプレゼン大会「ビブリオバトル」に参加しました。
そのとき優勝した本を貸してもらうことができたのでその中からちょっと思ったことを書いてみようと思います。

その本は佐藤雅彦著「毎月新聞」


第三号「この話をするのは今しかない」
内容をかいつまんで説明するとこうである。有る出来事は起きてすぐは話題になる。それが少しすると「え、いまそんな話してるのw」とちょっとした違和感として扱われる。でもそれが数カ月・数年と経つと過去の事柄としてまた堂々と語れるようになる。という話題のエアポケットを取り扱ったコラムでした。

すごくわかる話だなあと感心すると同時に、これを読んだのが朝の電車の中だったので、その朝に感じた事を思い出しました。それは「暑い時期、寒い時期というのはあっても、実はちょうどよい時期ってのは無いのじゃないか?」ということ。
朝家を出る時、コートは要らない、でもしまえるようにマフラーは持っていくと決めて出発しました。案の定、家を出てすぐはちょっと風に体温を奪われる感覚になりました。そして駅まで歩いて辿り着いた時にはすでにちょっと暑くなっていてマフラーをしまいます。
ひょっとしたらこんな事を繰り返している内に「ああ、いまは暑くも寒くも無くちょうどよい気候だなあ」と思うこと無く夏を迎えてしまうのではないかと思いました。

話題の旬を外さないのと同じくらい、春と秋のちょうどよい気候を感じるのは難しいことなのかもしれません。

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