寿屋_おおそうじ

ことぶきやが家や会社や掃除中に思ったことを書き留めるところ

X-FACTOR TPB vol.6 : Secret Invasion


第六巻は2008年のイベント"Secret Invasion"のタイインを含む#33-38を収録。クロスオーバーの関係でShe-Hulk#31も収録。前の巻で減ったメンバーを補充するかの如く新しい顔ぶれが探偵社にやってくる。
最初に軽くSecret Invasionの説明を。変身能力を持つスクラル人が大規模な地球侵略に乗り出した!既にヒーローの中にも偽物が多数入り込んでいた!!というもの。ちょうど最近発売された「ニューアベンジャーズ:トラスト」もこの時期の事が書かれている模様です。


#33-34とShe-Hulk#31はそのクロスオーバー。ただしX-FACTOR的には新キャラ導入編という意味合いも強い。X-MANでもあるDarwinとLongshotはデトロイトにやってきていた。音信不通のDarwinの父を探すためだ。時を同じくしてShe-Hulkと、彼女の友人でもありSkrull人でもあるJazindaは、Skrullの重要人物Nogorを追ってデトロイト入りしていた。NogorがLongshotに化けていたこともあって衝突するX-FACTOR探偵社とShe-Hulk。誤解も解け、共闘してNogorに立ち向かうことになった彼らは、Darwinの適応進化能力もあってNogorの捕獲に成功するのであった。
Skrull人Nogorの背景は追いきれないのでパス。お話としては「誤解からバトル→最後は共闘して敵をKO」という教科書通りのクロスオーバー展開。それよりもこの話のポイントはX-FACTOR#33からShe-Hulk#31に続く次の二コマである。
 
左:#33最後のコマ 右:#31最初のコマ
これぞクロスオーバーの醍醐味です。


#35-38はX-FACTOR対Darwin!?ついに父と再会したDarwinだったが、ミュータントである息子を疎んじていた父は彼を謎の組織に売り飛ばしてしまう。捕らえられたDarwinはその超適応進化能力に目を付けられクローンの材料とされる。父親探しの縁からX-FACTORとLongshot(本物)は組織に乗り込みDarwinを救い出す。MadroxらとDarwinクローンの戦いは、もはや進化の原型をとどめていないクローン達がちょっとグロテスク。LongshotはさすがMojoworldのスター俳優だけあってアクションにキレがあり、今までのX-FACTORに足りなかったものをぴったり埋めてるイメージ。お話としてはぽっと出の謎の組織があっさり壊滅させられ、DarwinとLongshotの探偵社合流以上の意味合いは感じられない。あ、妊娠中のTheresaの破水もあったけど、このお話は次に続く。



イラストはLarry Stroman&Jon Sibalがメイン。

最初見たときは「ぶちゃっ」とした絵が馴染めなかったが、今回再読してみたら迫力あるポージングと、カラーリングの良さで評価逆転。この巻のみのゲストペンシラーだったけど読めて良かったと感じました。


さて次の巻はついにアイツが帰ってくる!そしてX-FACOTR久々の長編。頑張って読み返したいと思います!

 

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