映画「ラ・ラ・ランド」と「仮面ライダーファイズ」と夢の在り方と
話題の映画「ラ・ラ・ランド」を観にいきました。
とても素晴らしい映画で、自分のお気に入りの映画が一つ増えました。
今日はその感想と、それに関係して思いついた話を。
さて映画「ラ・ラ・ランド」の概要を簡単に。
時代遅れのジャズに固執するピアニストであるセブと、売れない女優のミアが恋に落ち、そこから一波乱おきるというストーリー。
思ったよりもまっすぐ、わかりやすいストーリーであっというまの2時間でした。
さて、ここからネタバレを含む感想です。
終盤、ミアは何度も落ちてきた映画のオーディションを通過し、2次審査を受けることになります。そこで彼女は、自分が少女時代に叔母とすごした思い出、そしてそこから自分の夢が始まったということを語ります。
このオーディションを通過した彼女は女優として成功します。
そして一方、セブの方も自分のジャズクラブを建てるという夢をかなえます。
この後の二人がこの映画の肝になるのですが、一旦それは置いておきます。
ここで自分が思ったこと。それがタイトルにも付けた仮面ライダーファイズになります。
以前の記事にも書きましたがこの「ファイズ」という作品は、自分の夢を持たない(持てない、持てなくなった)男が仮面ライダーとなり、人々を守るというストーリーとなっています。
【参考】仮面ライダーファイズ名作7話8話公開中 - 寿屋_おおそうじ
このファイズという作品の中で主人公がこのようなセリフを言うのです。
「俺には夢が無い、でもな、夢を守る事はできる」
ミアが夢を語るシーンでこのセリフがふっと頭をよぎってしまいました。
手前の話で恥ずかしいんですが、今の自分には「夢」がありません。
なので、映画の中の二人を見ると(とくに自分の夢を語るミアを見ると)とても羨ましいような、自分もこうなりたいような、とても遠くに在るものを見ているような気になってしまうんですね。
でも、そこに「夢を守ることはできる」という前述のセリフが思い浮かんだことで、自分にできることがばぁーっと広がったような気がしました。
映画「ラ・ラ・ランド」は、夢を持つ男女が織りなす物語。反面「仮面ライダーファイズ」は夢を無くした者たちの物語。その相反が自分にとってなんとも言えない感覚、それでいてなんとも言えないやる気を心の中に残しました。
【ここから映画「ラ・ラ・ランド」の最重要ネタバレ】
と、ここまで書きましたが、ラ・ラ・ランドの二人は互いの夢を叶えながら、離れ離れになってしまうんですよね。
だからといって「夢を持つこと、叶えることが良くない事」とは言いません。むしろ素晴らしい事だと思います。だからこそ、夢の無い自分は、それを持つ人を全力で応援したいと思いました。
そんなこんなで、やる気の出る映画でオススメですよ「LA・LA・LAND」