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寿屋_おおそうじ

ことぶきやが家や会社や掃除中に思ったことを書き留めるところ

X-FACTOR TPB vol.7 : Time and a Half

X-FACTOR TPB第七巻は#39-45。Theresaの出産話と全部で10話を超える長編の前半を収録。
Theresaの妊娠については、以前、紹介を飛ばしてしまったのでフォローしておく。#7の冒頭でMonetと共にベッドから起きるMadrox、部屋を出ると同じようにTheresaの部屋から分身が現れる。いつの間にか二股をかけてしまっていたのだ。このときは、最後Laylaに対して「まさか…君とも?」「私とは結婚初夜までとっておくの」というオチがついて、ちょっとしたジョークのようなものかと思われていたが、少しずつネタを続けて行って三年後の#39にて出産話となったわけです。


#39は遂にTheresaがMadroxの赤ちゃんを出産。陣痛でいきむ彼女の声はソニックボイスとなって病院中のガラスを割り、看護師から「Screaming Mimiがいるのかい」と言われる始末。それに対し「そいつはいまSongbirdっていうんだよ」という探偵社メンバーの返しもニヤリ。
無事男の子が誕生し、Theresaの父の名前「Sean」を名付けられる。しかしMadroxに抱かれた赤ん坊は彼の体に吸収されてしまう。Multiplemanの分身から生まれた子供も、また彼の分身でしかないという事なのか。ショックを受けるメンバー達、それ以上に狂乱するTheresa。落ち着きを取り戻した彼女の元にMadroxが励ましに来るが、それに対し彼の中指を折ることで応えるTheresaは母の恐ろしさを持つ表情で描かれていました。

#40からは長編がスタート。TPBのタイトルからとるとTIME AND A HALF編となるのか?Peter Davidは長編でもISSUEごとにタイトルを付けてくれるから「〜編」みたいな言い方がし辛くて困る。さて本編、誕生と同時に息子を失ったMadroxは自棄気味になり、強盗の前にふらりと立ちはだかるような行動をとる。そして自分の分身でもあるJhon神父の前で懺悔の言葉を述べるとこめかみに銃を当て引き金を引こうとする。そんな彼を止めたのは美しい女性に成長したLayla Millerだった。

#41-43、ここからは3つのグループで話が進行していく。まずはMadrox。突如現れたLaylaは彼を連れて再び未来世界へ帰っていく。ミュータントが容赦なく収容所に送り込まれるその未来(Earth-1191)で早速Sentinelsに襲われる二人だったが、それを助けたのはCyclopsとEmmaの娘、Ruby Summersだった。彼女にいざなわれ未来のCyclopsと再開するMadrox。彼は残されたミュータントの為の反体制組織Summers Rebellionを率いるリーダーとして80年後の世界でも活躍していた。

現代、何者かに命を狙われているという依頼人LenoreをLongshotが護衛していた。彼女を訪れてきた母親は豹変してLenoreに向けて発砲する。Longshotの幸運能力で間一髪弾は逸れ、二度目の発砲も銃が暴発。Lenoreの母は取り押さえられる。Monetはテレパス能力で探りを入れるが、昏倒してしまう。

もう一方、Madroxを探すRictorとGuideは、彼の分身でもあるJhon神父の元を訪ねる。そこで三人は覆面の二刀流に襲われる。必死の抵抗で覆面をはぎ取ると暗殺者の正体はShatterstarだった。

#44-45、未来から現代に戻る方法を探るMadrox達は朽ち果てたホテルに住むある男に会いにいく。その男とはDr.Doomであった。老いさらばえた彼であるが、依然と同様の風格をたたえながらMadrox達を迎え入れる。

現代、Lenoreを守るべくMonetとDarwinは高級ホテルに身を隠す。部屋でくつろぐ三人だったがMonetの様子が急変、Lenoreの母から何かが移ったのか、紫色のウイルスに支配され彼女を襲い始める。なんとか依頼人を守るDarwinと、フルパワーでそれを排除しようとするMonet。いったいMonetを支配しているのは何者なのか。

一方こちらも激しく闘い続けるGuide対Shatterstar。紫の目を光らせるShatterstarの背後にはそれを操る謎のサングラスの男が居た。追いつめられるRictorとGuide。しかし謎のサングラスに対し、さらなる黒幕がいるようで、この二者の言い争いから偶然Shatterstarの洗脳が解ける。正気に戻ったShattersutarは久々のRictorとの再会に熱いキスを交わす。もちろんRictorもShatterstarも男性です。



というところで第七巻は終了。謎のサングラスを裏から操る黒幕は未来世界の反ミュータントの急先鋒Falconeという男らしい。ここではまだ顔出し程度。
このあたりの悪役も気になるが何と言ってもこの巻の見どころは80年後世界の各キャラ。
  
(左)Cyclopsの娘Ruby。全身が生体ルビーで赤く光っており、目から黒いオプティックブラストを放つ。(中)80年後のCyclops。年老いて体の半分をサイボーグ化してもその闘志は衰えず。ブラストは制御できるようになってるっぽい。(右)Dr.Doom。相当の高齢でさすがにヨボヨボ。しかしその威厳は保たれている。

メインのイラストはDe Landro。上の各キャラのデザインも手がけたとしたら拍手ものです。それとこの巻から表紙がDavid Yardinになっています。この人の各表紙も初期のSookに負けないくらい美麗かつさまざまなバリエーションをもって描かれます。この後50号以上にわたってメインの表紙アーティストを務めているところからもその人気が伺える。

謎のサングラスの正体に、黒幕に次ぐ黒幕。そしてMadroxとLaylaは未来世界から帰ってこれるのか?というところで次回に続きます。

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