X-MEN CROSSOVERS Vol.3 セカンド・カミングに至るX-MEN その2
前回の続きです。
「X-フォース」 #10
セカンド・カミングと関係無いため一切解説を端折られてるけれど、ウルフスベーンとアスガルドの狼神フルムハリとの出会が語られています。この二人は結ばれ、ウルフスベーンのお腹には半人半神の子供が宿る。この子供を廻って後に一騒動あるのだが、それはしばらく後のX-ファクターで語られる。
「ケーブル」 #7-10
実のところゴキブリ人間との戦いには勝利して、ケーブルとホープ(母)とメシアの子供の三人はニューリバティーから逃げおおせる。しかしその後の油断から人間のレジスタンスグループとの戦闘にて流れ弾に当たってホープは死亡してしまう。
「X-インフェルノス」#1-4
マジックのチーム復帰はセカンドカミングでも重要な要素となる。が、メサイア・コンプレックス前のNEW X-MEN、そしてセカンドカミング番外編でのヘルバウンドとX-MENがリンボ界に行って帰ってくるという似たようなお話が続いている。いずれもピクシーが同行しており、彼女に魔法属性を付けるというこちらも重要な要素があるにはある。
「X-フォース」 #11
テクノ・オーガニック・ウイルスを提供するシーンで最初の被害者として登場するのがメサイア・コンプレックスで死亡したカリバン。前ストーリーを読んでからこのシーンを見るとなんとも悲しい気持ちになる。
「X-MEN:レガシー」#220-224
このアークでローグは教授の助けを借りて自身の能力を制御できるようになるが、そこに至るまで自分の過去と向かい合う回想シーンや、デンジャーによるホログラムで過去の戦いや仲間との出会いが描かれる。
「アンキャニイ X-MEN」#507
別の項でジョン・ドゥの解説があったが、この回に登場。彼がコロッサスに掴まれるとこうなる。
「X-ファクター」#41
メサイヤ・コンプレックスで未来に置き去りにされたレイラ・ミラー再登場。同時にレイラとは別の未来に送られたマルチプルマンのもう一体の分身もヴィランとなって登場している。
このあたりのストーリーラインはこちらで紹介しています。
X-FACTOR TPB vol.7 : Time and a Half - 寿屋_おおそうじ
「X-フォース」 #13
まさに任務の真っ最中に強制的に転送されてしまい、あわれブンブンはレパー・クイーンの手に掛かってしまう…。
「メサイア・ウォー」
メサイア・コンプレックス、セカンド・カミングと並んで「メシア三部作」と言われる本クロスオーバーであるが、実のところこれら二編との関わりはそう深く無い。メインの悪役であるストライフはケーブルに恨みは有るもののホープには関係が無く、それをそそのかしたビショップにしても結局のところケーブルに逃げられて成果を残していない。
個人的に見どころだと思うのは老いたアポカリプスがアークエンジェルを「ホースメンの中でも最高傑作」と評しているところ。この後展開される「アークエンジェルを軸としてのアポカリプス後継者ストーリーライン」の起点となっていると見ることが出来る。
「X-フォース」 #17
#13のブンブンが殺される直前の時間に帰還することで、X-23は過去(現在?)を変えることに成功する。なかなかダイナミックな展開。
今回は二行目のここまでとしたいと思います。次回最終回。
そうそう、メサイア・コンプレックス⇔セカンド・カミングの間のストーリーラインが気になる方はMarvelの電子書籍読み放題サービスMarvel Unlimitedがお勧めです。この辺りのイシューはほとんど揃っていますし、最近のアップデートで格段に読みやすくなりました。アカウントを作らなくても毎週無料公開分があったり、全冊最初の3ページは見られたりするので、一度のぞいてみては如何でしょうか。