僕の考える3大好きな平成仮面ライダー
唐突に仮面ライダーのお話。
承前ではありますが、「3大好きな平成仮面ライダー」などといいながら、実際にちゃんと観ているのは「クウガ」~「響鬼」、それから「カブト」「電王」「キバ」とチラ見程度になり、「ディケイド」をがっつり観た後にまたチラ見に戻るといったところです。
仮面ライダー響鬼
まずは「平成のアマゾン」こと響鬼さん。
本作品は大好きであるものの、出来の良い作品ではなかったという事実も受け止めています。中盤からの路線変更もやむなしなところ。
しかし、それをさっぴいても前半の今までの物とは違うものを作ろうという気概、「目の無いライダー」「職業としての鬼」「妖怪という趣旨にあわせた山中ロケ」「ヒビキさんという大人と明日夢くんという少年の交流」といった点は、他の作品とは比べられない独自性と、一度ハマったら忘れられない「味」を持っています。
東映特撮サイトでのコメントでも気づかされたのですが、「2号、3号ライダーが初登場で強さの下駄を履いていない」というのも面白いところ。常に鬼は敵と渡り合ってるという感じを保っていたのが良いところです。
仮面ライダークウガ
平成最初の作品にして孤高の作品。「全く新しいものを作ろう」という気概が全編からあふれる作品です。
メッセージ性を持たせた各話のシナリオ、オダギリ・ジョー&葛山信吾のバディ感、今を持っても独特の個性をはなつ敵集団、それだけを見せたかったのか思わせるバイクアクション。一度見たら忘れられない作品です。
今振り返ると18年前の作品ということで、特撮などに拙いところはあるものの、それを補って余りあるアクションの魅せ方(個人的には落ちている棒を拾ってロッドにするドラゴンフォームが好きだった)がたまりません。
仮面ライダーファイズ
上記二作品も好きなのですが、自分の見た中でもっとも作劇、アクション、キャラクターとバランスの取れていた作品がこれ。
「変身ベルト」という作中のキーをここまでうまく使った作品は中々無いのでは。「ベルトが主人公」(脚本井上俊樹氏より)というのも頷ける内容。
そこにキチンと主人公のキャラクターが合致していて、サブキャラクターとの相乗効果(一般的に正義の側に属するライダーサイドと、敵に側に属するオルフェノクサイド、両方の相互作用)もあわせて、1年間のストーリーを余すことなく走り切った作品だと思います。
また、細かい点になりますが「キャラクターとガジェットのバランスが良い」という点も自分が推したいところです。
それと劇中のナレーションやSEの良さも…と上げだしたらキリの無いところ。「こまけえことは良いから平成ライダー観るならこれを観とけ」と言いたくなってしまう作品です。
以上、勢いに任せて挙げてみた3大作品でした。
本当はディケイド以降の作品もちゃんと見てみたい(特に最近漫画の始まったダブルなど)もあるのですが、あくまでも『自分の観た中で』というくくりで思うところを語ってみました。
皆さんも好きな3大ライダー挙げてみてください。(最後に平成を取ってゾーンを拡げてみる)
いや、買ってませんよ。ほんと。